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住宅ローン35年と30年でいくら変わる?月々負担と総利息のバランス

同じ借入額・同じ金利でも、返済期間を35年にするか30年にするかで月々返済額と総利息はどれくらい変わるか。具体的な数字で比較解説します。

公開: 2026年5月23日

住宅ローンを契約するときに迷うポイントの一つが「返済期間を何年にするか」です。「最長の35年」を選ぶ人が多い一方、30年や25年と短くする選択もあります。期間を短くすると月々の負担は重くなりますが、総利息は減ります。この記事では具体的な数字で違いを示します。

借入額3000万円・金利1.5%で比較

借入額3000万円、金利1.5%、元利均等返済方式で期間だけを変えた場合の数字です。

期間月々返済額総返済額利息総額
25年119,980円35,994,000円5,994,000円
30年103,536円37,272,960円7,272,960円
35年91,855円38,579,100円8,579,100円

35年と30年を比較すると、月々返済額は約1.2万円増えるが、総利息は約131万円減るという結果です。30年と25年の差はさらに大きく、月々約1.6万円増で総利息約128万円減になります。

35年が「定番」になっている理由

35年返済が住宅ローンの標準になっている背景には、月々返済額を抑えやすいという実務的なメリットがあります。

たとえば3000万円・1.5%で考えると、35年なら月々約9.2万円。これが30年だと約10.4万円、25年だと約12.0万円と、明確に月々負担が重くなります。家計の固定費としてどこまで許容できるかが、期間選択の主な判断軸になります。

また35年返済は、住宅金融支援機構の「フラット35」が35年を上限としていることも普及理由の一つです。住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)も借入期間が10年以上であれば適用されるため、控除を最大限受けるためには長期返済を選ぶケースが多くなります。

短期返済を選ぶメリット

一方で30年や25年といった短期を選ぶメリットも見逃せません。

特に「定年時の残債」の観点は重要です。35年返済を40歳で組むと完済時は75歳。年金生活で住宅ローンを払い続ける期間が長くなります。

判断軸の整理

期間選択の判断軸は次のように整理できます。

長期(35年)が向いている人

短期(25〜30年)が向いている人

実務上のテクニックとして、「長期で組んで、余裕がある時期に繰上返済する」という選択肢もあります。これなら月々の負担は抑えつつ、結果的に短期返済と同等の効果を得られます。

注意点

ここで紹介した数字は元利均等返済方式・ボーナス払いなし・繰上返済なしの概算です。実際の借入では団体信用生命保険料・各種手数料・繰上返済の有無などが影響します。借入条件は金融機関の最終審査によって決まります。

計算機で確認する

借入額・金利を固定して期間だけ変えた場合の比較は、当サイトの計算機の結果ページ内にある「返済期間を変えた場合」の表で一覧できます。

各結果ページの「返済期間を変えた場合」セクションで、20〜35年の全パターンを横並びで確認できます。

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